価格の見える家づくり2 [実践編]
~工務店やハウスメーカーに頼まなくても家ができた!~
著者: 山中省吾+オープンシステム編集委員会
発行所: (株)コスモ・リバティー社
定価: 税込1,575円
2001年1月に出版されベストセラーになった『価格の見える家づくり』は、紀伊国屋書店、八重洲ブックセンター、三省堂など全国の有名書店で週間ベスト10入りを果たすほど、多くの方に購読していただきました。
今回出版する『価格の見える家づくり2[実例編]』は、全国各地で建築されたオープンシステムのドキュメンタリーともいえるものです。
オープンシステムの家づくりは、一つひとつにドラマがあります。
さて、今回は、どのようなドラマが展開されているでしょうか。
2001年に発売された『価格の見える家づくり』(山中省吾・著)は、建築本のベストセラーになった。 建築業界のあり方に疑問を持った全国各地の設計者が、『建築革命』に乗り出すという痛快な実話である。
前作を総論編とするなら、今回発売された本は実践編。 建築主と設計者と職人たちが、3人4脚で繰り広げる『家づくりの奮戦記』。 成功も失敗も、赤裸々に描いてある。
目頭が熱くなる場面あり、微笑ましい場面あり、悔しい場面あり、家づくりにはそれぞれにドラマがあるのを実感する。 だからおもしろいと設計者たちは言うが、いちばん楽しんでいるのは建築主であることが読み取れる。
A4版144ページ。 カラー写真がふんだんにあり、ビジュアル的にも楽しめる構成になっている。
業界論理が先行する様々な不信感を払拭し、無駄なコストをすべて建築主に還元しようと、設計者たちが新しい仕組みの家づくりを提案した。 それを『オープンシステム』と言う。 1992年に地方都市からはじまった取り組みは、しだいに口コミで広まり、2002年11月には全国で246の設計事務所が参加するネットワークに成長した。
オープンシステムの最大のポイントは、家を建てたいと思う建築主が、大工や左官、内装、電気、水道などといった職人、あるいは専門工事会社と直に契約を交わして工事を進めるところにある。 ここには工務店やハウスメーカーといった従来の元請会社は介在しない。 建築主から業務委託を受けた設計事務所が、本業の設計業務のほか、価格の分析、業者の選定、工事の調整、検査をしながら進めていく…
※オープンシステムネットワーク会議HPより転載…
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