2005-01-06
「バリアフリー住宅(バリヤフリー住宅)のリフォーム」一口アドバイス5
5.床材について。
床には木質フローリングと総称される材料が好んで使われています。 この床材は合板の上にうすい板材を張った物から無垢の木までいろいろあります。 無垢材としては、パインや杉やキリなどの、やわらかい木が好まれています。 無垢木は調湿性に富み、室内の湿度を適度に保つ働きがあります。
私は高齢者のリフォームに好んで薦めている材料があります。
ご高齢の方が家の中で転倒事故にあわれる一つの原因に、スリッパを履く事があります。 私はこのスリッパを是非、脱いで欲しいと思っています。
夏はべたつかず、冬は暖かい「キリ」の特徴を生かした床材があります。 新潟の冬の家での床の冷たさを解消してくれるその特徴を生かして、スリッパなしの生活をすることが出来ます。 また転んだときのショックを吸収するなど、「キリ」の床材は安全性の面でも非常に高いものです。
「キリ」床材の暖かさを実際の体感で理解していただく方法で、普通のフローリングとキリの床材を冷蔵庫で一緒に冷やして、どんなに温度が違うか体感していただいたりもしています。 床暖房も好きでないと言われる方も多いですが、そんな時是非にと施工していただいた「キリの床材」は好評です。
私が使うキリの床材は新潟にある「株式会社イシモク」さんの「桐暖」です。 「イシモク」さんのキリの床材「桐暖」には、3M社のスコッチガードをと塗装材として使用されていて、透明度が高く、木の中に浸透して表面に硬い塗膜を作るので、キズつきにくく、みずや汚れをはじいてシミを残すことがないからです。 また、断熱性やクッション性にも優れており、脚や腰への負担が少ないと言われています。
▼株式会社イシモク
http://www.ishimoku.co.jp/
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2005-01-06 in コラム-バリアフリー住宅(バリヤフリー住宅)のリフォーム | コメント (0)| トラックバック (0)
2004-12-17
「バリアフリー住宅(バリヤフリー住宅)のリフォーム」一口アドバイス4
4.玄関の鍵について。
鍵穴に鍵が入れにくい・・・と感じますか? それってどうゆうこと? 若い方はそう思うことでしょう。
高齢者にとって、小さな鍵穴に鍵を差し込む事が難しくなります。 又、レバーハンドルの操作さえ新しいことの習得は個人差はありますが簡単ではありません。
メーカーさんの玄関扉を見ますと、防犯上を考えて鍵の解除に時間を要するよう、鍵が2箇所付いています。
鍵だけ考えればピッキングされにくい鍵もあります。 便利だから、安全だからと新しい事を採用しても、高齢者が習得すること事がむずかしい事があります。 リフォーム時は高齢者が一緒に居られる場合、玄関扉の形状や鍵については、高齢者を優先して考えてください。
玄関扉の鍵がいたずらされて、鍵穴に釣り針を入れられた事がありました。 当時新しい鍵として、リモコンで解除できる鍵(マグネットロック・リモコン錠)を知りとりつけました。 外からは鍵は見えません。 鍵穴もありません。そうした鍵もあります。
現在、電気錠が安全・便利から言って一番かと思います。
種類も増えて、費用も以前に比較して安価になっています。 玄関から離れたところからも操作が出来ます。 電気錠とインターフォンの組み合わせがお勧めです。 外部から携帯電話で施錠しているか確認でき、もし忘れていたら携帯電話から施錠ができるようにもなりました。 しかし、高齢者にはあくまでもシンプルな操作の物が一番です。
▼電気錠
http://www.iizou.net/taroto-i/ai/option.html
▼キーレス錠
http://www.lock-lock.com/keyres2.htm
▼マグネットロック・リモコン錠
http://www.kt-workshop.co.jp/pro_ml.htm
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2004-12-17 in コラム-バリアフリー住宅(バリヤフリー住宅)のリフォーム | コメント (0)| トラックバック (2)
2004-12-06
「バリアフリー住宅(バリヤフリー住宅)のリフォーム」一口アドバイス3
3.建具は使い勝手を考えてください。
リフォームを機会にドアーから引戸にとしたいと希望される事がおおくなりました。 お便所もドアから引戸にと希望されても残念ですが引戸に出来ない場合もあります。 そんな時、省スペースでバリヤフリーのスライドドアを採用することが増えてます。 そんな省スペースドアに「オレットドア」があります。
又、足の不自由な人や車いすでの移動をしている人も挟まれるなどの事故が起きないよう開発され、ドアが閉まれば自動的に施錠し、停電時は自動解除する、自動ユニバーサル(UD)リモコン引戸があります。 そしてその上、リモコン式と同じ仕様のスイッチ式自動UD引戸も開発されてます。 その引戸と一緒に開発された「UD引き戸レール」は床の段差を解消し、すきま風やほこり、虫なども侵入させないレールです。 それらを開発をされておられるは「眞産業」さんという会社です。
2004-12-06 in コラム-バリアフリー住宅(バリヤフリー住宅)のリフォーム | コメント (2)| トラックバック (1)
2004-11-22
「バリアフリー住宅(バリヤフリー住宅)のリフォーム」一口アドバイス2
2.寝室をリフォームする。
布団でお休みだったなら、夜中の小用にたつことも多くなっても、起き上がるに楽な、そして布団の上げ下ろしもしなくて良いベットに変えるとか、2階にあった寝室を1階の部屋に移すという事を考えてみてください。
子供が独立し、お部屋にゆとりができ、別々の寝室するご夫妻もいらっしゃいますが、出来ればお互いの変化が気づく様、ご一緒のお部屋が良いのではないでしょうか?
そんな時、冷房をきかせたいご夫、夜遅くまで読書を楽しみた妻、ご夫婦といってもそれぞれ好みも生活スタイルも違います。
寝室というひとつのお部屋で、各々の居場所を確保出来るひとつの方法として、ベットとベットの間に取り付けたスクリーンが喜ばれました。 そして忘れずに専用の枕灯も欲しいものです。
たとえば :
左記写真のお宅は素足で歩いても「冷たくない桐のフローリング」です。 高齢になってスリッパでつまずいたりしないよう、素足でも冷たくない桐のフローリングはお勧めです。 無垢のフローリングは合板より「冷たさ」はおさえれますが、桐にはかないません。 桐のフローリングお勧めして本当によさを実感され、ついにはベットまで「桐のベット」を購入されました。 調湿効果がある桐材を、もちろんクロークもクローゼットにも張りました。
ベット間の天井に掘られてラインが見えますが、そこにロールスクリーンを取りつけました。 それと窓には障子でもカーテンでもなく戸襖を入れました。 断熱効果も高く、遮音効果もあがり、静かな眠りの空間が出来たと喜ばれてます。
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2004-11-22 in コラム-バリアフリー住宅(バリヤフリー住宅)のリフォーム | コメント (0)| トラックバック (1)
2004-11-21
「バリアフリー住宅(バリヤフリー住宅)のリフォーム」一口アドバイス1
1.元気で体力のあるうちにリフォームしたい。
住み慣れた我が家でこれからも住みつづけたいと思う方は、まだまだ元気で体力もある50歳~60歳の年齢でのリフォームをお勧めします。
リフォームを機会に、家に溜まってきた物や捨てきれなかった物を思い切り整理し、処分して、高齢者としての年齢に向けて、シンプルな生活が出来ようにすることお勧めします。 物を整理するには大きな労力と時間が必要な事は過去リフォームをされた方々が皆さんおっしゃいます。
そして、体力, 視力が衰えていく年齢に向かい、 安全で安心な暮らしが出来るように、 住宅設備機器等の交換も考えておく事が大事です。 高齢になってからのリフォームは、便利な物も、新しい機器の操作などの会得に時間がかかります。 だからこそ、リフォームを進める年齢があると思います。
たとえば :
1)ガスコンロは炎が出ない安全な電磁式に替える
2)和式便所を洋式に替える
3)置型の石油ストーブを安全なエアコンやルームヒーターにする
↑三菱温風暖房機のクリーンヒーター
…などです。
2004-11-21 in コラム-バリアフリー住宅(バリヤフリー住宅)のリフォーム | コメント (0)| トラックバック (2)