山形新聞(11月27朝刊)の記事に日本の森林はその40%が人工林だ。戦後の拡大造林政策で急拡大した人工林の60%は植栽してから16~45年のスギ、ヒノキである。と記載されていた。
和風建築の基本は木材の質で決まる。良い材を選び設計をしたいと思うが、建設単価の問題で思うようには成らない。越後のスギは色合いそして良い物がないと聞く。何とか、50年~100年程度の樹齢に育て、良い杉材を供給して欲しいと新聞記事を読みながら思った。
日本海の誕生により越後の気候風土が形成された。温暖化現象で植生と自然環境の変化を想像することは困難かもしれないが、湿潤、水に恵まれた越後の地に100年程度、大切に育てた良い杉で家づくりをされる挑戦者の出現を期待したい。
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